感想

ダ・ヴィンチ・コード
リバーウォーク北九州の「T・JOY」で観る。以下、ネタばれ注意。

それなりに楽しめたのだが、いかんせん(原作を読んでいないためか)組織図が今ひとつわかりにくく、敵なのか味方なのか人間関係がよくわからない部分があった。キリスト教のことをある程度知っていないと、話についていくのはつらいだろう。一方、信仰している者にとっては、フィクションというよりは単なる妄想に過ぎないだろう。キリスト教が根付いている欧米では受けないんじゃないかな? カンヌの特別上映で失笑が起こったのもわかる気がする。話の展開も急ぎすぎていて、強引と思われる箇所が多かった。でも、「最後の晩餐」の話は単純に面白かったなあ(真偽のほどは知らんけど)。ここが一番の見せ場なんだから(タイトルも「ダ・ヴィンチ・コード」だし)、もっとじっくり見せてもらいたかった気がする。あとで本屋に行って、謎本をパラパラみてみよう。映画を観ながら、大学1年のときに「宗教学」の授業で、宗教は教団ができないと宗教にはならない、と先生がいっていたのを思い出した(うろ覚えのため、正確な言葉ではないが)。