今日読んだマンガ

へうげもの(2) (モーニング KC)

へうげもの(2) (モーニング KC)

へうげもの(3) (モーニング KC)

へうげもの(3) (モーニング KC)

 骨董をめぐる話ばかりなのかと思っていたら、新解釈戦国時代マンガになってきた。以前(『デカスロン』『度胸星』など)と比べて見開きを使った大胆なコマが減った代わりに、話の展開がますます大胆になっている。とはいえ、もとから大胆な話を書く人なんだけどね、山田芳裕。信長が……とか、ありえないっしょ、普通。でもそれが許せてしまうのが、山田芳裕のマンガなんだなあ。3巻ではいよいよ本能寺の変が起こる。この先、一体どうなっていくのだろうか。

いけちゃんとぼく

いけちゃんとぼく

 朝日新聞の書評でこのマンガ(絵本?)の存在を知る。サイバラ好きの僕としては読まずにはいられないでしょう、というわけで早速購入。ところどころ胸を熱くしながら読み進めていくと……なるほど、そういうオチですか。びっくりしたけど、なんかいかにもお涙頂戴な展開で、逆に冷めてしまった。それでも、子どもに対する普遍的な愛情はとてもよく伝わってくるし、それを見守る「いけちゃん」の描き方もいい。その辺が、このマンガが「『絶対泣ける本』第1位」(この本の帯より)に選ばれた所以なのだろう。
 ところでこの本を読んでいると、僕などはどうしてもサイバラのプライベートの出来事を想起してしまうが(というか、この人はプライベートをネタにしているので、それがむしろ当たり前)、鴨ちゃんのことを知らない人や『毎日かあさん』を読んでいない人は、果たしてこの本をどう読むのだろうか。ちょっと気になる。