『アオイホノオ』第1巻

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

 これまで一度も書いたことがないのに自分の作家や漫画家としての才能を信じている、というタイプの人が現れ始めたのはつい最近のことだと思っていたのだが、そういう人は80年代からいたんだね。ちょっとびっくり。でも80年代を描いたこのマンガ、というより島本和彦の面白さは、70年代的なスポ魂熱血をそれが流行らなく時代にやっている、というところにあるのではないかと思う。あと、パロディ。ポストモダンだなあ(と言ってしまっていいものかどうか、よくわからないけど)。